パリを拠点に活動するフィンランド人アーティスト、ヘンニ・アルフタン（Henni Alftan）とニューヨークを拠点に活動するアメリカ人アーティスト、ダイク・ブレア（Dike Blair）の作品集。本書は、日用品を年代記のように記録する二者の作品を紹介する一冊。

上品にたたまれたスカーフ、コートのポケットに収まる手、チーズ・イット・クラッカーが入ったボウル。それらは些細でシンプルな瞬間、そして説明もなく描かれた何気ないシーン。作者それぞれの新作絵画を6点ずつ収録した本書は、日常を観察する二者の共通性を探求する一作である。

Featuring six new paintings by each artist, this book explores the overlaps between their explorations of the everyday—a similar focus on small, simple moments, and unassuming scenes portrayed without commentary: a delicately folded scarf, a hand in a coat pocket, a bowl of Cheez-It crackers.